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年度末がこんなにいろいろあるもんだなんて思っても見ませんでした。
もうすぐ2年生です。


今日は、たまたま会社の帰りに友人のさかずき。くんがAERAの『08.3.31号』の特集記事に書かれてるって話を聴いて、早速さっき買いに行ってきて一通り読み終えたところですが。。。
今日はその記事について。

AERA-net.jp
http://www.aera-net.jp/


■「就活」が壊れる

読んでみての全体感としては、

 ・早期化で学生のモラルが低下している!
 ・学生は学業が本分なのに、就職活動のせいで4年生前期の授業がおろそかになっている!

…という主張でしょうか?
正直僕の読解力では理解できませんでした。



話の流れとしては、次のような感じ。



1に企業の採用の早期化について。2に学生の意識の問題。3に学生団体について。

個人的にも1や2については問題だとは感じます。
このままではバブルと同じ過ちを犯しそうですよ。
おそらく企業側もそうならぬ様、注意を払いながら採用活動をしていると思うのですが、空回りしているようです。
「時代は繰り返す」とは言いますが、もしそのような悪い循環が発生しうるのであれば、早く断ち切ってほしいもんです。

で、3についてなのですが…はて。。。疑問符が多数。
そんなわけで今回の話の視点は3の学生団体に関する記事の部分についてです。


■お遊びばかりの団体だという勘違い


就活サークル増殖でマニュアル漬けの罠
学生同士の面接やダメ出し、役に立ちますか?
就職活動さえも、サークルにしてしまう昨今の学生さんたち。
熱心に活動してますが、効果は上がっているのでしょうか?
( AERA『08.3.31号』【特集「就活」が壊れる】P.20参照 )


ブログの古いエントリには書いてありますが、自分も学生時代に就職活動系の学生団体をやっていたので、いろいろと感じるところがあります。

確かに就活サークルって呼ばれる団体は増えたと思います。
自分の頃でさえも、関西にいましたが両手で数えてぎりぎり数え切れるか…ってぐらい知っていましたし、関東の団体のイベントにもちょこちょこ参加していたので、あわせたら足の指を使っても足りません。

それぞれの団体がどういう意図で運営をしているかは知りません。
ですが、自分が関わった団体は大抵ちゃんとしたポリシーもビジョンを持っていたと思います。
(主観が入っているので否定していただいてもかまいません。)
当然そんな団体ばかりとは限らず、お遊びだと感じる団体(サークル?)もあるのは事実です。

要するに単に就活にフォーカスした団体(サークル)と言っても多種多様であって、ひとくくりには出来ないと思うのです。


そこで1つ目の疑問点。
今回の記事ではそれをひとくくりにしてしまっていること。
しかも前述の2つの例でいう後者にすべての就活団体を当てはめてしまっていることです。



とりあえず他の団体はとやかく言いませんが、少なくともこの記事で書かれているDachincoという団体は、お遊びの「学生団体」ではないと思います。
そして、就職活動生に化けの皮の被り方を教えて回っている団体ではありません。

その理由は後述に続きます。。。




■マニュアルは自分を見つけるきっかけを与える“ツール”
2つ目の疑問点。
マニュアル批判の文章についてで、マニュアル自体を批判しているのか、それとも就職活動をマニュアルのみに頼ってしまっている学生を批判しているのかがわからないことです。


就職活動をマニュアルに頼ってしまっている学生を批判するのであれば、それは納得できると思います。
人生なんてマニュアルはありません。生き方だって多種多様。答なんてありません。
そこに答ありきで対応すること事態が間違っているように思います。

しかしこの記事では上記の学生が生まれた原因は、マニュアルを作った学生団体である」かのように記述しています。

勘違いしてはいけないのは、マニュアルはあくまで“ツール”。
これはあくまでさかずき。くんの視点ではなく自分の視点での解ですが、あくまでマニュアルは、マニュアルであって、それだけに頼るという行為が問題だと思うのです。


マクドナルドでもミスタードーナツでも接客マニュアルは存在します。
けどそれではお客さんには普通程度の満足しか与えられません。

きっと本当の満足を提供するには、マニュアルによるサービスを超えた本物のサービスでないと無理ですよね。

小学校の時やった漢字ドリルや計算ドリルと同じ。
漢字ドリルや計算ドリルをやっただけで、東大の入試は解けますか?


マニュアルも同じで、あくまでマニュアルは“土台”でしかないんですよ。
それを土台に自分だけのオリジナルを生み出す、というのが本来の目的だと思うのです。



結局、その人自身を表現するコアな部分を作り上げるにはマニュアルだけで出来るはずがありません。
その人自身が作り上げないと。
だからこそ、さかずき。くんは無料でマニュアルなるものを作って、“考えるきっかけ”を配布していたんじゃないですかね?


■筆者の主張はなにか?
そして最後に3つ目。
「そもそもこの筆者が何が主張したいのかわからない」ということ。
これは先にも述べましたが、自分の読解力が乏しいからなのかもしれないので何ともいえませんが、終始批判に論を積み上げているだけで、筆者さんが何を言わんとしているのかが全く読み取れませんでした。
出来ればこの回答を何らかの形でほしいですが。。。



まぁなんにしても、空虚な前提の下に書いた記事なんて所詮は空虚なんだと。


記者をしてる友人が「新聞社の記事は複数の取材の上で特集記事を書く」…だから的を得た記事が書けると日記でぼやいていたきたしたけど、それはやっぱりないよ。
間違った仮説の上には間違った答しかない。それをさも当たり前のように発信してるだけ。

ちゃんと的を得た前提の上に絞込みをしないと、Googleだって適切な検索結果を出してくれませんよ。



これだけはどうしても書きたかったので書きました。
そしてあまり寝てないので頭痛が。。。それではおやすみなさい。Zzz
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