なんでも出版した著者さんがB型で、B型ことを少しでもわかってほしいと思って書いたそうな。
内容の一部としては・・・
・人見知り
・でもワイワイは好き
・でも一人がすき
・でもさみしがりや
・人と同じは嫌
・本当はガラスの心をもっている
・だから傷つきやすい
・たまにおどろくほど人の役に立つ
・会話に主語がない
・お金の使い方が、なんかどっか人と違う
・話しが飛ぶ
・ジンクスを自分でつくる
・右と言われれば左と言う。
・ウソは嫌い。
・秘密は大好き
・自分について多くを語らない
・よく自己満足する
・予感があたる
・価値あるモノに価値をつけない
・価値ないモノに価値をつける
・大胆
・異性でも友達になれる。
・じれったいのは大キライ
・詰めが甘い
・まわりがやる気満々だとやる気しない
・あまり人になつかない
・でもなつくと、とことん
・人との会話中に思い出し笑いをする
・サプライズをやってあげるのが好き
などなど。だそうです。
自分もB型なので当然マッチしているところもありますが、当然正反対だと思うところも多数あります。
さてそこで思ったのですが、性格や行動特性と血液型って本当に因果関係はあるのでしょうか?
よく聞くのは「B型だからこんな性格だよね」とか「O型ならこんな人でしょ?」とか。
あれって本当だと思いますか?
ちなみに日本人の血液型の割合は、
A型 :40%
O型 :30%
B型 :20%
AB型:10% それぞれ、よく言われる性格の要素を挙げると、
A型 :堅実で協調性が高い
O型 :おおらかで負けず嫌い
B型 :わがまま、楽天的でマイペース
AB型:個性的で2面性を持つ、変人このような感じです。
これがもし本当なら、日本の4割の人間がきっちり仕事を几帳面にこなす人で、3割が適当な人、2割がわがままな人間で、1割が変人だということです。
もしこれが事実なら素敵ですよね。
どんな会社でもA型の人間を採用しておけば、みんながみんなきっちり仕事を几帳面にこなしてくれる。
O型の人間もそれなり仕事をしてくれますが適当です。
逆に必要ないのはB型とAB型です。単にわがままな人間なんていりません。変人もいりません。
もちろんあくまでこれは「血液型と行動特性に因果関係がある」場合ですが。
少し前にyahooニュースにも掲載されていましたが、グアテマラではO型が95%だそうです。A型は3%、B型は2%、AB型は0%だそうな。
しかし上述のような性格の人間が偏って現れているかというと、それはやはり疑問です。
95%が同じような人格形成で行動規範や価値判断基準も同じはずはありません。
国方血液型比率また骨髄移植で血液型が変更になったら血液に含まれる何かの因子が脳やシナプスや遺伝子に影響を与えて行動様式が変わってしまったり、ロボトミー手術後のように性格がガラリと変わってしまうのかというと疑問です。
また、
バーナム効果は有名ですが、自分だけには結果が当てはまるという錯覚だと指摘されてます。
個人的に思うのは、今日本で言われている「【血液型】→【行動特性】」の関係は、実は先天的な因果関係が成立しているのではなく、後天的な因果関係から言われてるんではないかと。
血液型占いが流布している文化圏では、例えば「A型はこういう性格です」という事を繰り返し聞かされる内に「だから私はこういう性格なんだな」と納得し、それが助長される、といった集団催眠効果ような気がします。
血液型と性格に医学的・化学的な直接の因果関係は無くても、特定の文化圏で一定の相関関係が現われる、という可能性はあると思います。
「血液型の遺伝」と「家庭内教育方針の継承」も相関するでしょうから、この相関関係が維持・強化されても不思議はありません。(血族単位でのgeneとmemeの世代間協働ですね。)
日本は島国で民族内結婚が多く血液型比が固定され、多数派のA型と日本古来の民族性(性格)の相関を一つのベースラインとし、その他の性格を他の血液型に適当に割り振ったのが起源と思います。
それが上述のような自己強化作用を経て現在に至っているのではないでしょうかね。
「人格形成が先か、血液型が先か」
「ニワトリが先か、タマゴが先か」
何か通じるものを感じます。
ちなみに「ニワトリが先か、タマゴが先か」の場合は生物学上は「タマゴが先」が現状での正解だそうです。
親子丼を作る場合は少し話が変わってきますが。
そんなわけで、血液型で性格もわかんないし、血液型で向いてる職業なんてわかんないと思うんですよ。
「○○型だからこういう性格」ではなく「この人はこういう特徴があるからこういう性格」という風に、ちゃんと内面や行動を見て性格を判断してほしいです。
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