一ついいものが生まれると、必ずといっていいほど似た商品が生まれる。
所謂、模造品や類似品である。
類似品と言うと聞こえが悪いかもしれないが、新たな機能の付加もなく、すでに市場にあるものを後追いで出すものを、ここでは類似品としている。
そんな模造品や類似品。思うに
【 模造品・類似品の発生 ≒ 成功 】と図式がある意味で成り立っていると思う。
模造品の場合はその発生で、商品の価値の低下や利益の低下につながるが、そこには世間の認知度と期待度の高さを示す証明となるし、
類似品の場合は、それこそライバルとなり得るが、そこにはその商品をコアとする新しい市場の形成の可能性があるわけで。
例えば音楽プレーヤーを例に取ると、長い間SONYのウォークマンが主流の時代だったが、AppleによってMP3デジタル音楽プレーヤーiPodが市場に投入されしたことでそれまでの均衡が崩れ、それに負けじと他社が新たなMP3プレーヤーを生み出し、競うことで、このMP3プレーヤーという新しいフィールドが成長してきたと思う。
「誰かが生み出したものが認められ」、「似たものが生み出され」、そしてそれが「新たな市場・新たな発展を生み出していく」。
そんなことを思っています。
さて、あってるかあってないかわからない前置きは置いておいて、
世界に広がるiPhoneブーム、「そっくりさん」が多数登場--Mobile World Congress会場からLG電子にサムスン電子にiriver。。。まぁ想定範囲内の企業群です。
国内企業はアタックしないんでしょうか。
ところで、この去年アメリカでリリースされた
iPhone。
すでにHackツールがアングラで出回っているようですが、最近の調査ですでに1割近くが模造大国中国に出回っていることがわかったとか。
中国で「iPhone」40万台が既に稼働--In-Stat調査この模造品や類似品の発生。ある意味で成功なんでしょうね。
後は、もともとあったスマートフォンやPDAとどう戦っていくかが鍵になりそうな予感。
とにもかくにもMobile好きの自分としては、BlackBerryでもiPhoneでもWindows Mobileでもいいから、この新しいMobileの潮流に触れる機会が欲しい今日この頃です。
【今日の反省】
今やれることに全力を尽くそう
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