非効率な作業を「これが当たり前だ」と言わんばかりの環境にいたときの話をします。
みなさんは職場で、理由の無い非効率な作業に違和感を感じたことは無いでしょうか?
その非効率な作業に理由があれば問題はありません。しかしたいていの場合は改める発想が無かったり、そもそもそれが非効率だと気づいていないパターンがあったりします。
そんな非効率な作業に気づいた時に、取るべきアプローチをまとめます。
■1.「あったらいいな」を思いついたら必ずメモをする
だいたいの場合「こんなことができたらいいのに」と思うタイミングは概ね一緒です。資料がわかりにくいとかそもそも資料やマニュアルが無いからわからないとか。
きっとその時感じたことは、同じことをしようとしている人が同じタイミングで思うことだったりします。
『電話をする時』に『電話番号簿がない』から『電話番号簿がほしい』
とか
『プロジェクトの課題と懸念事項の対応状況が見たい時』に『問題点を管理していない』から『各自が抱える問題点をトラッカーを使って管理しよう』
とか。
これは別に妄想でもかまいません。
「テストが複雑化してるから、テストを簡素化するために自動化ツールを作りたい」とかそんなのでもOKだと思います。
その時感じたことを忘れないように書き留めること。それが一番大事なことです。
■2.「あったらいいな」を誰かに言ってみる
1.にも書きましたが、基本的に
「あったらいいな」と思うようなことは、それまで同じ経験をした先人誰もが一度は通過してきた道です。
もちろん人にも依ります。疑問に思わない人も居るかもしれません。気づいても解決できなかったり周りの圧力で反発できなかったのかもしれません。
「これくらい複雑なことをやってるのに、マニュアルないのは辛いですよね、マニュアルあったらいいんですけどね」
『あったらいいけどねぇ』
この程度でOK。共感が得られたら儲けもの。その「あったらいいな」は他の人にも求められているものです。
逆に共感されなかったとしても諦めないこと。他にも聞いてみること。数人に聞いてみて、何の反応も無かったら必要が無いものかもしれません。
■3.「あったらいいな」を形にする
2.を何人かに試してみて「いいね」を頂いたら実行してみる。
電話番号簿なんかだったら普通の会社ならあるでしょうけど、もしないようならば手始めにいいかもしれません。
むしろ大きなことをして、冷ややかな場を作るよりも、小さなことをちゃんと仕上げて、少しずつ仲間を増やした方がいいかもしれません。
小さなことからコツコツと。(by西川きよし)
ちなみに、今自分はこのアプローチを続けています。比較的大きなレベル感で。
もちろん成功ばかりじゃなくて実際にいくつか失敗もしていますが。
もし、やればやるほど煙たがられる職場だったら、もうその職場は諦めた方がいいかもしれませんね。
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