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ちょっと前からこんなメールや日記を見ることが多いです。
ここ1週間くらいで同じ内容のメールが3件ほど来たんでちょっと掲載してみます。




------------------

友人からのメール転送です。心辺りがありましたら、連絡願います。

誰か知り合いでRHマイナスB型の人知りませんか?
私の知人の三歳の子が急性リンパ性白血病になってしまって、昭和医大に入院してるそうです!
RHマイナスB型の血液不足にて手術受けれない状態で、誰かRHマイナスB型の方いませんか!?
是非協力おねがいします!
1人の幼い子の命がかかっていて、とても危険な状態だそうです!
最寄りの献血センターで献血できるようなので、是非是非協力おねがいします!
分からないことあればいつでも連絡ください!
よろしくおねがいします! 
友人の携帯:090-****-****

友達にまわしまくってもらって結構ですなかなかない血液みたいなので、私だけの人脈だと間に合わないのでご協力おねがいします!

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まぁ簡単に言うと、読み手の善意に漬け込んだチェーンメールってやつですね。
そういえば昔、この手のチェーンメール流行ってましたね、○○人に転送しないと不幸になるとかいう素敵なフラグが立っちゃうメールが。実際まわしても他人から嫌がられて不幸になるというのがドラえもんでもちびまるこちゃんでも相場でしたが。
そもそも「昭和医大なんて大学、今あったっけ?」ってところと「何でネットで携帯の番号どうどうと転送できるの?」ってところに気がいったのでまるまる無視していましたが、案の定、昭和大学と日本赤十字社で業務に支障をきたすぐらいの酷い騒ぎになってるみたいですね。



JRC:B型Rhマイナスの血液に関するチェーンメールについて
http://www.jrc.or.jp/info/1350.html


東京都赤十字血液センター
http://www.tokyo.bc.jrc.or.jp/tmpfile/brh-080222/brh-080222.htm


昭和大学病院:当院の名前が記載されたチェーンメールについて
http://www.showa-u.ac.jp/hospital/hatanodai/SUH/notice_20080221.html


献血募る偽チェーンメール 日赤や病院に照会殺到
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/124800/




まぁなんにしろこういうものに反応する日本人のやさしさを見るたび「日本も捨てたもんじゃないなっ!」って気持ちになりますが、簡単にだまされてしまうのを見ると激しく「日本オワタ\(^o^)/」という気持ちになるわけで。



以下Wikipediaより転載。



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チェーンメール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェーンメール(英:chain mail, chain letter)は、連鎖的に(チェーン)不特定多数への配布をするように求める手紙である。かつて「不幸の手紙」や「幸福の手紙」と呼ばれたものが典型的な例である。チェーンレター、チェンメとも。掲示板などにもそういった「チェーン書き込み」「チェーンカキコ」と呼ばれるものが存在する。
その後電子メールや携帯電話が一般的になったことによって、広まる速さが加速した。
不特定多数への配布が特徴的な天使の手紙(独語:Himmelsbrief)と呼ばれるものは中世にもあり、チェーンメールの元祖と目されている。

(中略)

■チェーンメールが招いた悪影響

チェーンメールは、特にインターネットなどのコンピュータネットワーク上では、迷惑メールの一種とされ、ネットワークに高い負荷(トラフィック)を与える原因となる。また、最近ではチェーンメールをきっかけに周囲が大きく振り回されるという悪影響が発生することもある。以下にその例を示す。(中略)

輸血騒動
「珍しい血液型の患者が手術を受けることになり、同じ血液型の人間を探している」というもので、不定期に見られるチェーンメールである。大半は虚偽の病院名が書かれているなど実体がない物だが、2000年5月に流されたメールには実在の病院名が書かれていたため問い合わせが殺到し、業務が滞る事態となった。また、2003年4月、2008年2月にも同様のチェーンメールが出回り、チェーンメールに記述があった昭和大学病院や日本赤十字社に問い合わせの電話が殺到し、それぞれのホームページで単なるチェーンメールである旨のお知らせを載せるまでの騒動となった。

(後略)

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ということで、早速掲載されてました。

良かれと思ってこのようなチェーンメールをまわしている人が多いのかもしれませんが、それによってどんな影響が出るのか、本当に考えて行っているんでしょうか?というか本当に助けたいと思う気持ちがあれば、身近にいるRH(-)B型の知り合いを探すと思うんですが。自分の場合なら家族にも友達にもいますし。
何にしろこのメールをまわすことで「いいことをした!」「これで一人の命が助かった!」と思ってしまうのはちょっとお門違いな気さえします。

そして問題なのはここで書かれている携帯番号。実際に献血を待ちわびている方が背後にいたのであれば、いたずらに電話がかかってくるのが気の毒でなりません。なんせ下手したら日本中に個人情報がばら撒かれたのも同然なんですから。
変なことに利用される前に携帯番号を変更できるといいですね。

個々人が自由に情報を発信できるようなシステムが広まって、情報提供の双方向性が広まりつつあるっていうのに、こういうことが簡単に起こってしまうことを考えると、ユーザーレベルで変えないといけないものがあるのかもしれないなぁと。本当に発信者一人ひとりがしっかりと考えながら情報を発信しないと、それによってたくさんの人が不幸になるかもしれないわけですしね。

ユーザーレベルで個人情報の保護や漏洩に対する策を考えないといけない時代がやってきているのかもしれませんねぇ。


ところでこのメールを今マジマジ読んでいて思ったんですけど、
そもそもRH(-)B型ならば、RH(-)O型の血液も輸血すること出来るのに…何で転送してる人はそこに気づかないんだろう。

RH(-)の両親を持つ人間のつぶやきでした。
ところで自分はRh因子どっちだったっけ。。。
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