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1月31日、総合ニュースサイト、新s(あらたにす)が始まりました。
これを起爆剤に新聞業界の復権を狙って…みたいなにおいを感じます。

この新sが始まって思うことをつらつらと。。。




■新sに対する期待


最近、新聞社やテレビ各社による捏造報道が日増しに酷くなっていっているように思います。
いや、もしかしたら昔からこういう嘘だらけの報道をしていたのかもしれない。そこについては若輩者の僕にはわかりませんが。

本来、報道機関って、事実を伝えるのが仕事だとは思います。
当然そこに作為的な誘導だったり、私的な情報操作はあるべきではないと思うし、当然すべきではないと思うんですよ。
もちろんこれは報道の原則にも「報道は表現の自由に基づく、報道の自由や知る権利に支えられている。反面、報道は客観報道の原則を守らなければならない」とされていますし。(Source//Wikipedia:報道)

けど上述の通り最近の報道は酷いもんです。ニュース記事とゴシップを履き違えてるんじゃないかと思うくらいに。
先日のTBSの亀田交通事故の偽証報道にしても読売新聞の捏造記事にしても。


もし時代の変化で「報道」自体が本来のカタチから変わってきたと言うならしょうがないのかもしれないけど、それならば“報道機関”と言うよりかは、ゴシップ発信機関、あるいはゴシップ業界でいいと思うんです。それが売りなんだから。
しかし、もし変わっていないと言うのであれば、主観と客観が混ざりこんだ文章は事実を伝えると言う意味での新聞記事としては問題外だと思う。




ここまで書いて何が言いたいかというと、これをきっかけに何か変わってくれるんじゃないかと。もちろんわずか1%に満たない期待ですけど。

今回のようなちゃんと比較ができる場が提供されるのは報道の浄化と言う点ではいいのかもしれないなぁと思うんです。
少なくとも3社共同でこのような場を作り、自ら比較される状況を作ったんですから、これをきっかけに主観を除いた客観的事実のみを報道するような媒体になってほしいわけですよ。






■今の新sに新聞を変える可能性はあるのか?


残念ながらないでしょうね。少なくとも今の現状を見る限り。
新sの新聞案内人のこの方はこのように述べています。


野村 彰男 - 新聞案内人
読者はそこでプロの記者の手になる記事や社説を見比べ、ついで3紙の個性や特徴を追って各紙のサイトへ進む。さらに、国内外のニュースの背景は何か、互いの関連性や位置づけは、と疑問がわいたら実際に各紙を手に取ってみる。


何度も言いますけど、新聞記事ってあくまで“客観性のもとに”成り立つと思うんですよ。
主観や思想に左右されたり、人の行動を誤った方向に誘導するような文章はただのゴシップだと思うんです。

そんなわけで…

・読者はそこでプロの記者の手になる記事や社説を見比べ
→多くのインターネットユーザーが求めているのは、記事や社説を見比べることではなく、客観的な事実をいち早く収集することを求めてるんじゃないか(本当にそういう行為が好きな方々は、もうすでに複数の新聞を買って見比べているんじゃないか?)

・3紙の個性や特徴を追って各紙のサイトへ進む。
→個性や特徴が乗っかっているせいで、事実を伝えるという本質から逸脱している(そもそも読者は各社の個性・特徴に興味があるのではなく、記事に書かれた事実に興味があるんじゃないか?)


いや自分がニュースを読んでいて思うのは、新聞記者の主観によって捻じ曲げられた事実を読みたいわけではないのですよ。
そこにある事実やそこにある本質を知りたい。

決して新聞社や新聞記者の思想や主観に染まりきった文章を、がんばって読んで、がんばってその中からわずかに見える真実を探し出すことを楽しみたいわけではないんですよ。


…残念ながら今あるのは、国内では有名な新聞社3社が発信するニュースをマッシュアップした形があるだけです。
まだまだ記事もサイトも見るに耐えないのが現状です。






ここからは主観。

あくまで自分が一般的な報道機関に求めるものは“客観的”な視点。そこにある事実がほしい。
主観的な意見を示すのであれば、報道機関の報道としてじゃなく、一個人としての“意見”として打ち出してほしい。それならば遠慮なく無視できるから。

要するに、“事実をあるがまま伝える”それが自分の思う本当の報道機関としてすべき仕事だと思ってます。



さて。この新sですが、2008春にいろいろとユーザー等々からの意見を取り入れて強化に出るそうですが…、この考えのままいくんでしょうか。。。この調子だとすぐに閉鎖しそうですが。


ちゃんと考えて新聞業界の中身を「あらたにす」ることに意識を集中させて変えていってほしいです。(当たり前のことしか書けなくてごめんなさい)
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