会議や話し合いでたまに、発散してただただ無駄に時間を過ごすことはないでしょうか?自分も最近、話が脱線してしまう話し合いや目的地の見えない議論めぐり合って、そのあまりの無駄さに頭を抱えている一人です。
そんな五里霧中な話し合いを少しでも減らすため、すごく当たり前のことですが議論をする前に整理しておくべきことを整理してみます。
■議論をする前に整理しておくべき3つのこと 1.Goalはどこか(ToBe) 2.Startはどこか(AsIs) 3.期限はいつまでか(TimeFrame)先に挙げてしまいますが、議論をする前に整理しておくべきことはこの3点に集約されるのではないかと考えます。
では以降、個別に考えていきます。
■1.Goalはどこか(ToBe)「目的地のない旅」というとなんかカッコいい気がします。ですが、目的のない議論はただの口論にしかなりえないのです。
Goalを設定しないで闇雲な議論をするのは、真夜中に地図も持たずに山の中でする宝探しに似ている気がします。もしかしたら財宝が見つかるかもしれない、けど、それは存在しえない財宝を探しているだけかもしれないという賭けでもあるのです。
同様に、話し合いで落しどころを決めぬまま闇雲に話すなど、建設的ではありません。もちろんブレーンストーミングで何かを考えるなら、biasを取り払うためにGoalをあえて設定しないパターンもあるかもしれませんが、基本はGoalを設定し、そこに向かって積み重ねるのが最も建設的なProcessではないでしょうか?
会議は宝探しではありません。そこは決して忘れてはいけません。
■2.Startはどこか(AsIs)例えばRPGをやっていて、魔王の居るダンジョンに向かう前に普通だったらパーティーメンバーの装備やステータスをチェックしたり、回復系のアイテムを補充する必要がないかチェックしますよね?パーティーにLvの低いメンバーはいないか、HPやMPは減っていないか、回復アイテムは十分か…普通は確認すると思います。
議論を始める前も同様で、現状はどこにあるのか、何が出来ていて何が足りないか、意識に乖離があるならばどこにあるのか、どれくらいの乖離なのか…これらを認識して議論することは重要です。
会議を開始する際、当然ながらStart地点の意思統一が図れていなければ阿、いくら議論を繰り返しても共通の結論など生まれるはずもありません。当然の如く齟齬が発生してしまいます。
仮にStart地点に乖離があったとしても、その乖離を認識した上で議論を行うのと、認識しないで議論を行うのでは全く意味が違います。
議論の前に共通の土台を持つことはとても重要です。
■3.期限はいつまでか(TimeFrame)これが3つ目。会議という場では意外と漏れがちな要素です。
期限の無い仕事などありません。みな「何時まで」という制限の中でタスクを処理するのが普通です。
しかし議論の場ではなぜか「決めなければならない」という現状が先行してしまい、期限に対する意識が疎かになりがちです。
時間管理は大人の基本です。議論の場でも、熱くなりすぎる前に時間意識を持ちましょう。
この3つを整理してから話し合いに臨むだけで、その話し合いの生産性は高くなるのではないでしょうか?
■重要なのはタスクのライフサイクルを意識して行動することと、ここまで議論の場にフォーカスを当ててまとめましたが、これはあくまで議論の場だけに特化して必要なものではないです。
あくまでこの3つはプロジェクトマネジメントにも重要な3つの要素だったりします。
これは大きなプロジェクトだけに限らず、一人で行う小さなタスク処理も同様です。現状把握、目標の設定、作業期限の認識、この3つをちゃんと認識して作業を行えば、まず大きな目標からの乖離は発生しないでしょう。
“AsIs”“ToBe”“TimeFrame”、この3つについて整理してから議論に取り組んでみてはどうでしょうか。
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