だいぶ経っていますがこの話題を。今年の春も例のごとく情報処理技術者試験を受けてきました。
情報処理試験は今年の春から新制度になっていろいろな変更がありました。
自分が受けたのはデータベーススペシャリストでしたが、ぱっと見た感じ変更点は以下の通りでした。
・午前試験が2つに分割
・高度試験が過去の合格次第で午前1免除に
・午後1試験の設問数減少・試験時間延長(4問中3問回答→3問中2問回答)
試験自体の受験時間は変わってないのですが、午前が分割された分だけ、受験科目が多くなってしまったような気持ちになってしまう改正でした。
■午前1
上にも書きましたが、今年から高度試験はすべて午後試験だけではなく午前も1と2に分割されました。また分割とは別に、これまではテクニカルの試験では“免除”がなかったのが、新制度では“午前1免除”という制度となりました。ビバ!新制度!
そんなわけで、8時頃に会場に到着してから午前1の試験が終わるまでの間、最終調整+ちょっとの仮眠の時間とさせていただきました。
■午前2
仮眠後の最初の試験。正直な感想としては「死ぬほど簡単」でした。出題数は25問。設問のレベルとしては基本情報技術者とソフトウェア開発技術者の中間程 度でしょうか。ただ問題なのは時間。25問の設問に対して40分しか回答時間はありません。つまり1問に1分半程度で回答しなければ全問回答できないので す。
実際は6割~7割正解すれば合格なので、15問~20問の回答でよいと考えれば1問につき使える時間は2分程度。基本をちゃんと抑えてたら失敗しないと思います。
■午後1
新制度で、時間の増加のわりに選択する設問数が減少するから「ちょっと簡単になるよ」との前評判があった午後1。
見事に だ ま さ れ ま し た 。
確かに設問数自体は減っていて多少楽なようには見えますが、1設問の持っている問題のボリュームは以前の問題よりも多かったようです。
設問としては、1問目が地域医療に関する病院間連携のための診療情報共有システムのDB設計問題、2問目は製造業向けの顧客管理システムとBOM管理シス テムに関するテーブル設計問題、3問目は銀行の顧客情報管理システムのリプレイスに向けたSQL設計と運用問題でした。自分は1と3を選択しましたが、今 思えば1はイメージしにくい分だけ難しかったかもしれません。逆に3問目は考え方がすごくシンプルで、ちゃんと向かい合って回答したらすんなり回答できる 問題だったように思えます。
■午後2
さてついにきました。最後の砦午後2です。1問目は銀行の届出印管理システムの新業務要件対応に向けたDB設計・運用設計、2問目は衣類・生活雑貨系カタログ通販会社のカタログ送付業務支援システムのデータモデル作成でした。
自分は2を選択しました。選択の理由は解答用紙でした。1の解答用紙は記入箇所がちゃんと分けられていたのに対し、2の解答用紙は丸々白紙でした。要する に「お前が思うように問題文から要件を抽出してDB設計しろ」的な問題です。選択の理由は具体的事例の想像しやすさから。前者の問題はあくまで銀行に特化 した印象が非常に強かったので、そこの把握に力を入れるよりも理解しやすい問題を解く方に力をいれるべきだと考えたからです。なんにしても、自分が解きや すい問題を選択することに越したことはないですね。
しかし2時間ずっとデータモデルを手で書き続けるのは苦痛でしたw
■結果
そんなわけで当日の試験は無事終了し、先日合格発表がありました。
結果は…
無事、
合格でした。
そんなわけで今日早速、秋試験の応募を行いました。
秋はシステムアーキテクト。昨年受けたアプリケーションエンジニアのリベンジです。
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