■かじってる人には半分以上役に立たないと、すごくよさそうな本ですが、知ってる人には半分程度しか役に立ちません。
なにせ半分はシステムの歴史とかPCって何?PDAって何?FAXって?ネットワークって何?くらいのお話で、.netのドの字も出てきません。いや、一応出てきます。名前だけですが。そんなわけで「俺、そんなことわかるぜー☆」って人は全く読み流しても問題ないと思います。
また後半も、.netといいながらも「XML、かわいいよ、XML( ´ω`)」といったお話がほとんどで、それほど.netについて語られていなかったような気がします。それはそれで勉強にはなるんですけどね。でもそれなら.netの本じゃなくてもいいような…。
■挿絵や図の意味が無いこれは本を一冊読んでの感想ですが、図や挿絵の意味がまったくなかったように感じました。
パワーポイントによるプレゼンを想像してもらうとわかりやすいと思うんですが、「一枚一枚のスライドで何が言いたいのかわからない」「口頭の説明とスライドがつながってない」…そんな印象。
何て言うか「図のセンスが無い」のかな。「で、この図であんたは何が説明したいんだ?何が言いたいんだ?」って問い詰めたくなるような図の使い方が目立ちました。文章も図に頼ってる節があり、その癖に図が図の意味を成していないので、一つ一つの解釈に時間がかかるかかる…(あ、自分の読解力が低いのもあります…)
これは本を構成してる技評社さんに問題があるのかな?何にしても本のタイトルに「まるごと図解」とか書くなら、それなりの図ぐらい用意しろよと。
■読み終えて読み終えて気づいたけど、平成14年初版なんですよね。
今2008年(平成20年)だから、6年前って2002年か。。。そりゃVS2003さえ世に出てなくて、XMLマンセーの頃の本だったのかな?
もともとは.netがわからない後輩にあげようと思って買った本(BOOKOFFで100円)ですが、内容を見た感じ、後輩にあげるべきかどうかもう少し考えなきゃいけないかもしれないと思っていま(ry